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理事長挨拶


理事長 浦野 智

会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
本年度も、第36 回日本臨床歯周病学会年次大会が、鈴川雅彦大会長はじめ中国四国支部の主幹のもと、広島にて開催される運びとなりました。
今大会のメインテーマは、「炎症と慢性疾患~私たちは全身の健康を維持できるのか?~」です。1990 年代にアメリカにて「ペリオドンタル・メディシン」の概念が発表されて以来、歯周病が全身疾患に及ぼす影響について急速に研究が進められてきました。その結果、心疾患や糖尿病、低体重児出産など、多くの疾患と歯周病との関連が明らかになり、歯周病は全身に影響を及ぼす疾患である、と認識されるようになりました。さらに昨今では全身疾患の治療の一つとして歯周治療がどの様な効果をもたらすのか、という点でも注目されています。
また、日本においては超高齢社会をむかえ歯科受診者の高齢化とともに、さらには歯周病患者の多くが、中高年者である事からも、歯周治療において全身疾患との関わりを常に注視し、医科歯科連携のもとで治療を行うことは必須となってきています。
今回、この分野において本邦で著名な先生方にご登壇いただき、われわれ臨床家が知っておくべき事項を整理していただけるものと思います。
衛生士セッションにおいても同じテーマのもと、プログラムが組まれていますので、医院一体となって知識を共有する機会にしていただければと思います。昨年度、日本臨床歯周病学会では「歯周病と全身疾患̶最新エビデンスに基づくコンセンサス̶」と題する書籍を上梓しました。この本は2013 年に開催されたヨーロッパ歯周病学会(EFP)とアメリカ歯周病学会(AAP)との合同ワークショップをもとに、わかりやすい内容にまとめられています。是非今回の年次大会の予習、復習にご活用いただければと思います。
もちろん、例年通り会員発表やポスター発表、ランチョンセミナーも盛りだくさん準備いただいています。
皆様と広島でお会いできるのを楽しみにしております。

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